築地から仕入れた本物の鮮魚を心ゆくまで

2017年 8月 22日 火曜日 未分類

むつ湊では「会社員のお小遣いで食べられる」をコンセプトに、築地から買い付けた鮮魚をリーズナブルにご提供しています。そんな鮮魚が売りなむつ湊ですが、様々な海の幸を食べることができます。みなさん大好きマグロから始まり、ホタテ、サザエ、ホタルイカ、カニみそまで。今日は色々なメニューの中からホタルイカについてお話しようと思います。

ホタルイカと聞くと、暗闇に青く光る姿が印象的です。なぜ光るのかというと発光器というものを持っているそうで、両腕、目の周り、そして全身には細かい発光器が1000個程度あります。また、ホタルイカの寿命はたったの1年。春先に孵化した後日本海を回遊し、翌年の春先に産卵して一生を終えると考えられています。何とも短い人生ですね。マグロは15年、サバは7年、ウナギに関しては50年なので、海に住む生き物の中でも寿命がとても短いことが分かります。

ここでさらに驚きの事実を。むつ湊でお出ししているホタルイカは富山湾でとれたものです。その富山湾で獲れるホタルイカの99%がメスなんです。富山湾に産卵に来ているのでメスが多いのは想像できますが、ではオスはどこに行ってしまったのか。ホタルイカは成長するにしたがって海の底深くに潜って生活するのですが、オスはそこでメスと交接を終えると命もそこで終えるそうです。その後はどこに行くのかわかっていません。寂しい人生です。

そんなホタルイカですが、さっと湯通しして酢味噌でいただくと柔らかくてむっちりとした独特の甘みが口に広がり美味しいです。当店では酢味噌とポン酢をご用意しております。お好きな方でお楽しみ下さい。