歯ごたえのある身とキモの旨みのカワハギ料理

2017年 8月 29日 火曜日 未分類

カワハギは優良食材です。魚らしくたんぱく質たっぷりで脂肪酸やコレステロールはとても少なく、また、ビタミンB6とビタミンDも豊富です。フグ目カワハギ科で、場合によってはフグよりも食味は上と言う人もいるほど。

横から見ると菱形、前後から見ると縦長で平たい体型で、全長は最大で30cm程度です。口は可愛らしく小さいのですが、中には頑丈な歯が有ります。全身、ざらざらした皮膚に覆われていますが、名前の由来になっている通り、調理の際には簡単に剥がすことができます。カワハギは、東シナ海から北海道まで広く分布していますが、南の方により多く生息しています。

料理するという観点でのカワハギの面白さは、旬が実質2回あることです。身を賞味するなら夏、肝臓のこってりとした旨みを楽しむのなら秋から冬にかけてがオススメです。身は、脂肪が少なく歯ごたえがあるため、刺身にする時は薄造りにします。

刺身以外でもカワハギの身は、煮付け、フライ、干物などほぼ何にでも対応できます。南蛮漬けや薄皮をポン酢でいただくもの美味しいです。アクアパッツァにしたり、酒蒸しやカワハギのアラで野菜煮と、アイデア次第で楽しみ方はいくらでも広がります。

真冬に向けてカワハギが餌を積極的に摂取する秋以降には、大きくなる肝臓の濃厚で甘みのある味が堪能できます。身が淡白に低脂肪なのに対して、キモは脂肪たっぷりです。このキモを使うのがカワハギ料理の真骨頂と言えるでしょう。

キモを裏ごしして醤油で溶き、これをタレとして刺身につけて食べるというのがもっとも人気のカワハギ料理かもしれません。他にも同様のタレで、身をしゃぶしゃぶにして食べたり、キモを湯通ししてシソの葉で巻き、ポン酢で食べるといった楽しみ方もできます。

むつ湊では カワハギ料理もご提供しておりますので、カワハギを食べたい時には、むつ湊までどうぞ。お待ち申し上げております。